我が家で時を刻み続けている、昭和の柱時計。オークションで手に入れて10年以上、ねじさえ巻けば正確に、毎正時と30分にはボ~ン・・・と懐かしい音を響かせてくれる。
子供の頃は、実家にもあり、おそらくどこの家にもあった柱時計。コチ、コチ、コチという振り子の音とボーンボーンの時報は、家の中では当たり前のように聞こえていたもの。
今でも、部屋で作業に夢中になっていたり、朝方、寝床の中でうとうとしながらも、ボーンボーンの音が聞こえると、それだけで何時かわかる。ありがたい。熟睡しているときは聞こえないもの。渋く優しく響く音は耳に心地よい。
と、感じていたのだが、最近の掛け時計、置時計には時報の機能が、ほとんどない様子で驚いた。
あっても、チャイムとかメロディーとかが主流で、時刻の数だけ音を鳴らす昔ながらのボンボン時計は皆無。(カッコウの声で数打ちする「野鳥の声時計」はあったが)
しかも、光センサーで、暗い部屋では音を鳴らさない機能というのが付いていたりする。寝ている時にはうるさいのか。音量調節機能までついているのに、だ。
どうも、昭和の頃とは柱時計との付き合い方が変わってきたらしい。コチ、コチ、やボーンボーンの音が耳障りに感じる人が増えて来たのか?なぜ?
そう感じるのは自分だけ、かな?